ちらの考え方

価値提供とは何か? ビジネスと研究と理想の世界を俯瞰する

投稿日:2016年11月6日 更新日:

こんにちは。ちらです^^
今日の記事のテーマは「価値提供」についてです。

インターネットでビジネスや起業について調べていると、

価値提供が大切!

ということがやたらと見受けられます。

ちらも以前の記事で価値提供について一度記事を書いています。

今回は、前回とはまた違った視点で価値提供について踏み込んでいきますね^^

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価値提供をすればお金が稼げる

これは事実ですし、僕たちが何かお客さんから対価をもらう上での本質です。

もっと言うと、資本主義がそれなりにマシなシステム(欠点もあるが)となっている理由にもつながります。

語りだすと長くなるので、資本主義に関する事項は今回は割愛します。

 

今回のテーマは”価値提供”です。

価値提供の定義を行い、

ビジネス、研究、娯楽分野などから具体例も交えつつ、

究極の理想の世界像に至るまで、ちらの考えを書いていきますね。

 

価値提供の定義とは?

 

まず、価値提供の定義を行います。

価値というのは、辞書によると、

1 その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。

2 経済学で、商品が持つ交換価値の本質とされるもの。

3 哲学で、あらゆる個人・社会を通じて常に承認されるべき絶対性をもった性質。真・善・美など。

とあります。

「ようするに役に立つものが価値なんでしょ?

と言われればその通りです。

 

ただし、役に立つと一言にまとめるのはいささか踏み込みが甘いと思います。

ビジネスなどで対価としてお金をもらうとき、

役に立つという視点だけでは応用が効きません。

これからは役に立つという視点だけで

価値提供を行おうとするのはちょっと視野が狭いかなと思います。

 

結論を書いてしまいますね。

ちらが定義する価値とは、

「価値を提供する相手の現在の”状態”を一段階高いステージへ運ぶこと」

です。

役に立つという事項はこの定義に含まれます。

ですが、役に立つという観点だけではちらの定義する価値提供は説明しきれません。

では、これから、「相手の現在の”状態”を一段階高いステージへ運ぶ」価値提供について、

段階別に具体例と共に説明していきますね。

 

case1 お客さんに「即座に役に立つ」価値提供

まずは、即座に役立つタイプの価値提供についてです。

例えば、

「食べ物を長時間保存したい。

温度の高いところだと腐ってしまう」

こういった悩みを持ったお客さんがいるとします。

食物を長時間保存できないという”状態”があるわけですね。

 

そこに、電機屋さんがやってきて、

「3万円で今すぐ買えるこの冷蔵庫はいかが?食べ物を長時間腐らずに保存できるよ!」

と冷蔵庫の購入を提案してくる。

このとき、この冷蔵庫は

「食べ物を保存できない、不便であるという”状態”から

長時間食べ物を保存できる機械を得ることで便利な生活を得られる”状態”」

への変化を与えるものとなります。

これはお客さんの状態を一段高いステージ(不便→便利)に押し上げることになりますね。

 

これは価値提供の最もわかりやすい例ですね。

「役に立つ」という観点での価値提供です。

商品を得たときに即座にお客さんのステージが上がるタイプの価値提供です。

実際の物品を販売したりするタイプのビジネスは大抵ここに属します。

 

物品売買だけでなく、

ほかには「お笑い番組」、「映画」、「散髪」などの娯楽・サービス系コンテンツ

「即座に役立つ」価値提供になりますね。

お客さんを楽しい気分に変えたり、感動を与えたりすることは

お客さんの”状態”を良い方向へ変化させるものですからね。

散髪などのサービスもお客さんの”状態”を変化させるものですよね。

で、これらは即座に効果が表れるものですよね。

 

case2 お客さんの「可能性を広げる」価値提供

 

では、次に、「可能性を広げる」価値提供についてお伝えします。

こちらは商品を受け取った瞬間に価値を享受できるものではない場合です。

例えば、

「受験勉強に受かりたい。

でも、今のままだと到底受からない。勉強の仕方もわからない。なんとかして合格したい。」

という悩みを持ったお客さんがいるとします。

このお客さんの前に、

「私は東大に合格した実績があり、これまで100人の生徒を東大に合格させました。

月額2万円で、あなたも私の作った教材と講義を受けて東大に入りませんか?」

という提案をする塾講師がやってきました。

 

この場合、この塾講師が提供するものは即座に役立つものではありません。

「勉強法もわからず、東大に合格する見込みも方法も何もない”状態”から、

教材と講義を活用することで、東大に合格する可能性がある”状態”」

への変化を与えるものとなります。

この塾講師が提供するものは即座に役立つものや結果ではありません。

ですが、お客さんの状態を一段高いステージへ運ぶ「可能性」を与えることにはなります。

これも価値提供の一種となります。

ただし、”確実性”が存在しないので、商品を活用できるかどうかはお客さん次第です。

このような特徴は、いわゆる教育系のビジネス全般に見られるものですね。

 

 

ほかには、ネットビジネスの情報商材なんかもここに入りますね。

情報と言う価値を提供することで、

お客さんの状態がより良くなる”可能性”を与えるわけですよね。

情報商材は怪しいというイメージもありますが、

基本的に中身は受験予備校がやってることと変わりません。

詐欺とか危ないとかいう声もありますが、

それは受験業界だって同じですし、ありとあらゆる教育業に共通する問題点でもあります。

塾であれば、同じ授業を提供しても、東大に受かる生徒と落ちる生徒がいる。

結果に個人差が出ることは避けられませんからね。

このような違いが生じるのは、即座の結果の保証ではなく、

商品を活用するお客さんの状態をより良くする”可能性”を与えるものだからです。

 

case3 人類全体を対象とした「未来の状態を良くする」価値提供

 

最後に、目の前の人にすぐに役立たず、結果が見えないタイプの価値提供を取り上げます。

ここまでは、価値を提供する相手が目の前に存在していたため、

価値を与える側と与えられる側の関係性も理解しやすかったです。

ですが、今回は対価を払う側が価値の重要性を一気に感じ取りにくくなります

 

例えば、

「100年後には地球温暖化により、温度が上がり、気候が変化し、

食料、エネルギー、領土問題などを生じると予想されている。

このままでは人類にとっての危機であるという”状態”」

にさらされた宇宙船地球号の乗組員たちがいます。

 

ここへ、

地球温暖化を防止するために、CO2の排出量を下げる研究を行っている。

結果が出るまでに少なくとも数十年はかかる。うまくいかない可能性もある。

しかし、成功すれば100年後の地球を救えるかもしれないんだ!

1億円必要だから国民のみんなの税金でお金を払ってほしい。」

と言って研究者がやって来ました。

 

この場合、

「未来の人類が地球上で不利益と不都合に耐えて生きる”状態”から、

未来の人間がうまく地球環境をコントロールして豊かに生きる”状態”」

への変化を与えるものとなります。

ただし、この場合は、

今を生きる人類ではなく、「未来」を生きる人類に価値を提供することになります。

そのために必要な資金は「今」を生きる人類が”投資”することになります。

未来の人類が直面するであろう”種の生存に関わる危機的状態”を

”種が生存し続けられる状態”へ変化させることになります。

この場合、「未来の状態を良くする」ための「投資」を前提とした、価値提供になるわけですね。

価値を享受するのは今を生きる人類ではなく、未来を生きる人類ですから。

対価を払うのは今目の前にいるお客さん。そして、価値を受け取るのは未来を生きるお客さんなんです。

価値を生み出すための対価とその受け取り手がずれるわけですね。

これは、いわゆる「研究」などの分野全般に見られる特徴です。

 

地球温暖化の例は時間間隔が長いですが、

例えば、VRの技術開発など数年~数十年単位での未来への価値提供でも本質は同じです。

時間感覚が短いと、

価値の受け取り手と対価の払い手が一致する可能性が増えるので評価を得やすいです。

ただし、長期スパンでの未来の状態を良くする類の価値提供に関しては、

自分たちの生活に直接関わる実感がないため、なかなか評価されないという特徴があります。

しかし、このタイプの価値提供への投資ができなくなった会社、国、世界は

間違いなく滅びと荒廃に向かうでしょう。

価値提供を行い、あなたもお客さんも豊かになろう

ここまでで、価値提供の定義を行い、

具体例と共に、様々な価値提供を説明しました。

case1,2,3と段階別に価値提供を分けました。

1,2,3の順で数値が増えるほど、価値を提供する際に対価を求めることが難しくなります

なぜなら、価値を受け取る相手に対する”結果の保証”を行える確率が下がるからです。

ですが、人類という種全体で考えると、3,2,1の順で重要度が高まります

 

では、3が一番偉くて1はダメなのか。

そんなことはありません。

どれも立派な価値提供です。

どれがいいとか悪いとかではなく、全て必要な価値です。

 

どれを切り捨ててもいけないんです。

自分の状態が即座に良くなる、

自分の状態が良くなる可能性が広がる、

未来の他者の状態が良くなる。

どれも大切です。

これら全ての価値提供がバランスよく発生している。

それがちらの定義する”究極の理想の世界”です。

 

case1,2,3全ての価値の重要性を認め、

また全ての価値を提供する人が一人でも増えればいいなと考えています。

ちらはビジネスで1,2の価値提供を行い、科学研究で3を提供していく方針です。

 

あなたもぜひ、生涯の中で全ての価値提供に関わってもらえたらなと思います^^

 

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